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周りの人の咳やくしゃみ…もしかしてPATM?腸内環境との意外な関係

「自分が近くにいると、なぜか周りの人が咳き込んだり、くしゃみをしたりする…」そんな、気のせいとは言い切れない悩みを抱えていませんか?もしかしたら、それは PATM(People Allergic To Me) と呼ばれる症状かもしれません。 PATMは、まだ医学的に明確な原因が解明されていないデリケートな問題です。しかし、当院でこれまで1000人以上の患者さんを診察してきた経験から、腸内環境の悪化 […]

偏頭痛の原因としてのMTHFR遺伝子異常

遺伝子が引き起こす頭痛のメカニズムとは? 偏頭痛の原因は、ストレス、寝不足や寝すぎ、女性ホルモンの変動、天候や気圧の変化、強い光、特定の食品(チョコレート、チーズ、赤ワインなど)など、多岐にわたります。 また、神経の過敏性や遺伝的要因も関わっており、三叉神経が刺激され、神経伝達物質が放出されることで脳の血管が拡張・炎症を起こすことがメカニズムとして考えられています。 しかし、ではどうして脳の血管 […]

小麦アレルギーの人がいきなり小麦を食べてはいけない訳

先日、小麦アレルギーの患者さんを診察していた時のことです。「これまでは小麦を食べちゃいけないと思ってずっと制限していたんですが、先生の動画を見て、小麦が原因ではないということを知って、食べ始めてみたんです。すると、またアレルギー症状が出て来てしまって」というお話でした。 私は、これまで小麦アレルギーなどの食物アレルギーは、食物自体が原因ではないという主張をして来ました。そして、その根本的原因である […]

起立性調節障害、サーカディアンリズム障害の男児の治療経験

中学3年生の男児が、朝が起きれなくなり、学校にも全く行けなくなったということで当院を受診されたのは、2年前の3月のことでした。小児科を受診し、重症の起立性調節障害と診断されたということですが、確立した治療方法はないと言われ、血圧を上げる薬や漢方を処方されていました。しかし、一向に症状は改善せず、昼夜も逆転傾向がみられるということで、ネットを色々と調べられた結果、当院にたどり着いてくださいました。 […]

遅延型フードアレルギー検査は行う意味があるのか?

最近、遅延型のフードアレルギーを調べる検査を行うクリニックが増えてきています。食物アレルギーには2種類あって、原因となる食材を食べて、すぐにアレルギー反応が起こる「即時型アレルギー」と、しばらくしてから(数時間後から場合によっては数日)症状が出てくる場合とがあります。 遅延型のアレルギー反応の場合以下の特徴があります。①原因となる食材を食べてから、症状が出るまでに時間がかかるので、なかなか気づかれ […]

過敏性腸症候群は治らないと、主治医から言われた!

ということで50歳代の女性が相談にみえられました。 便通は下痢になったり、便秘になったりして安定しません。しかも、食後にお腹が張って、食べれなくなるということでした。本来は一番楽しみであるはずなのに、食べることが憂鬱になるくらい調子が悪くなるということです。 私も消化器内科医なので、お気持ちはよくわかります。 ただ、消化器内科医の立場から見ると、過敏性腸症候群の患者さんの症状を聞くと、正直な話、次 […]

体に溜まった重金属に対して「キレーション治療」だけを行う危険性について

先日、PATMの患者さんの診察を行っている時のことです。 皮膚ガステストで、数種類の有機化学物質が排出されているので、これまでの経験からPATMの可能性がありますね、という話をしていました。 治療をどうするかと言う段になって、「実は、他の病院でキレーション治療を受けているんです」という話になりました。 しばらくは、患者さんのおっしゃっている内容がよく理解できませんでした。当院では、重金属の蓄積に対 […]

PATMと言う病態は本当に存在するのか?

私が最初にPATMの患者さんを診察してから、7−8年が過ぎました。 これまでは、「とんでも」の代表だと思われていた病態ですが、少しずつ認知される様になり、いくつかの病院では、PATMの患者さんの診察をしてくれるところも出てきている様です。 しかし、その一方では、「PATMは存在しない」みたいに、どこからその自信が出てくるのか分からないくらい、不可解な意見も相変わらずみられます。このように、「絶対あ […]

ALS(筋萎縮性側索硬化症)の発症に重金属は関係するのか?

ALS(筋萎縮性側索硬化症)と重金属との関係について 先月、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の方が診察に来られました。ご自身で色々と調べて、重金属が体に蓄積していることが原因の一つではないかと思われてのご相談でした。 有害重金属、特に水銀や鉛が体に蓄積すると体に慢性炎症を起こし、特に神経毒性が強いということがわかっています。それで、自分の病気に関係ないかと思われたのです。 私もALSやアルツハイマー病 […]

自己免疫疾患と慢性疲労症候群に共通する根本的原因とは?

先週は、10歳代の頃に1型糖尿病を発症し、その後慢性疲労症候群を発症したと言う40歳台の患者さんが診察に来られました。採血で様々な自己抗体が出ているということで、「自己免疫性慢性疲労症候群」と診断されているようです。 1型糖尿病自体も自己免疫性疾患なので、慢性疲労症候群も何らか自己免疫的な機序が疑われているということです。珍しい病態だということで、大学病院でもたくさんの検査を受けて来られたのですが […]

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