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【第2話】自己治癒力の低下とミトコンドリア機能

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自己治癒力の低下とミトコンドリア機能

では、この自己治癒力の低下、自己治癒力のバランスが崩れた状態を、ミトコンドリア機能という観点から説明していきたいと思います。


ミトコンドリアというのは、お聞きになった方も多くあると思いますが、私達の体の細胞の中にあって、細胞の外から取り入れた栄養素をこのミトコンドリアの中に取り入れます。

そして、そのミトコンドリアの中にあるTCAサイクル、クエン酸回路とも言われますが、このサイクルの中に取り入れてエネルギーに変えていくのです。つまり、ミトコンドリアというのは私たちの身体の細胞にとってはエンジンのような役割をするわけです。

ところがこのミトコンドリア機能のバランスが崩れ、ミトコンドリアで作られるエネルギーが少しになると、結局、細胞が本来の機能を十分に果たせなくなってくるということです。

私たちの身体は、60兆個の細胞が規則正しくお互いを協調しながら働くことでこの自己治癒力を発揮しているわけですから、このミトコンドリア機能がちゃんと働かずエネルギーを発揮できない、作ることができないということになると、自己治癒力が低下するというわけです。


ミトコンドリア機能に影響を与える要素

ではそのミトコンドリア機能に影響を与える要素にはどのようなものがあるのでしょうか。

ミトコンドリア機能が低下することで自己治癒力が低下するという話でしたが、その上流にはいったいどういった要素があるのでしょうか。


ここでまず腸管カンジダ症、あるいは重金属や環境汚染物質の蓄積という観点から説明していきます。さらにその上流には、腸内環境の悪化ということが非常に密接に関係しています。この3つの要素を順番に説明していきたいと思います。


まず身体のバランスが崩れる一番のきっかけに、持続する慢性ストレスというものがあります。長い間この慢性ストレスが続くと、腸の中の環境は非常に悪化します。

これは科学的にも証明されていて、数時間の単位で腸内環境が変わるということがわかっています。さらに、あとのところでもっと詳しく説明していきますが、腸内環境が悪くなることで腸の粘膜が障害を受け、リーキーガット症候群という状態が起こってきます。

簡単にいうと、腸の粘膜に隙間が出来てふるいのようになった状態。本来の防波堤の機能を果たせなくなってきた状態ということです。そうしますと、この隙間のできた腸管からいろんな食べ物が体の中に染み出してきて、遅発型フードアレルギーという状態が起こってきます。




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