唾液中コルチゾール検査とは
私たちはストレスの多い現代社会の中で様々な慢性ストレスにさらされています。
副腎は、このようなストレスから私たちの身体を守ってくれる臓器です。副腎からは、別名「ストレスホルモン」と呼ばれるさまざまなホルモンが分泌され、ストレスに対する耐久性を高める働きをします。
慢性のストレスが、長期間にわたり慢性的に続くと副腎の疲労が起こり、十分な量のストレスホルモンが分泌できなくなり、さまざまな症状が出現します。
この検査は、ストレスホルモンの一種であるコルチゾールの分泌量の日内変動(1日4回)を測定する検査です。通常、病院では血液中のコルチゾールしか測定できませんが、活性型のホルモンレベルを正確に測定するためには唾液中コルチゾールを1日4回測定することが必要です。
副腎がストレスにより「疲労状態」にあるかどうか確定することが出来ます。慢性疲労症状や睡眠障害などの症状がある場合は、まずこの検査をお勧めします。
唾液中DHEA+DHEA-S 検査
副腎から分泌されるホルモンとしてコルチゾールと別にDHEAというホルモンがあります。DHEAは体内で代謝されて、男性(女性)ホルモンになります。副腎にストレスがかかり、DHEAホルモンの分泌が低下すると、性ホルモンのバランスが崩れます。特に、女性の場合は生理不順、生理痛、生理前症候群などの原因になります。これらの症状を伴う場合は唾液中DHEAを同時に測定されることをオススメします。