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診療内容 [ 抗がん剤を用いないがん治療をお考えの方 ]

アルファリポ酸点滴療法

当院では、自己治癒力を高めるための方法として、強力な抗酸化力を持つアルファリポ酸の点滴を行っています。
高濃度ビタミンC点滴療法や還元電子治療、温熱療法をご利用いただいている患者様には割引価格で提供させていただきます。


アルファリポ酸とは

アルファリポ酸は体内でごく微量生成されるビタミン様物質であり、ジャガイモ、トマト、ブロッコリーや肉類等に含まれています。
アルファリポ酸は生命活動に欠かせないエネルギーであるATP(アデノシン三リン酸)を作るのに必要不可欠な成分です。また、身体に発生した活性酸素を消去する「抗酸化物質」としても働くのです。
その量は加齢とともに減少し、とくに30歳を過ぎる頃から著しく低下していきます。体内でのアルファリポ酸の量が減少してくると糖代謝が悪くなり、メタボや中年太りの原因となったり、活性酸素を消去する力が低下することでさまざまな病気の発生につながっていくことになります。


アルファリポ酸のはたらき

発がんの大きな原因である活性酸素は、食べ過ぎ、飲み過ぎや肥満、タバコ、ストレス、紫外線、農薬、電磁波等によって発生します。活性酸素は他にも様々な病気の原因として大変重要な存在と考えられています。したがって病態を改善させるには、この活性酸素を消去する必要があるのです。
その働きをするのが「抗酸化物質」です。そのなかでもアルファリポ酸は水溶性・脂溶性どちらにも働くことができるため、血液や脳脊髄液そして脳、心臓、膵臓、腎臓、肝臓、骨、関節、体脂肪など、あらゆる臓器のあらゆる細胞に到達し抗酸化物質として働くことが出来るのです。その効果はビタミンC、ビタミンEの約400倍言われています。

抗酸化力を持つ物質としては、抗酸化ビタミンやグルタチオン、コエンザイムQ10などの抗酸化物質は身体の中で電子のやり取りを行い、「抗酸化ネットワーク」を形成しています。
アルファリポ酸は、自らが抗酸化物質として働くだけでなく、これらの抗酸化ネットワークに電子を供給し他の抗酸化物質を再生しリサイクルさせる働きがあるのです。

更に、水銀、カドミウムなどの重金属、環境ホルモンなどの科学汚染物質を排出する「キレート作用」を持っています。
こうしたアルファリポ酸の優れた働きを治療として応用したのが、アルファリポ酸点滴療法です。

以上をまとめると次のようになります。

作用 効果
(1) 強力な抗酸化作用 アンチエイジング効果、抗がん効果
(2) 糖代謝亢進 メタボ対策、体脂肪の増加を抑える効果
(3) 水銀・ヒ素など有害重金属のキレーション作用 様々な体調不良の改善
(4)エネルギー生成サポート 慢性疲労の改善

また、アルファリポ酸は強力な抗がん作用を持つことが最近の研究から分かってきました。


アルファリポ酸点滴療法の抗がん作用

  1. がんの発生や進行の原因となる活性酸素を消去する。
  2. がんの発生に関わるとされる転写因子の活性を阻害する。
  3. 癌免疫に関係するリンパ球のひとつであるT細胞の活性を高めることでがん細胞を死滅させる。
  4. がん細胞内のミトコンドリア内でのエネルギー産生の環境を変化させることで、がん細胞をアポトーシス(細胞死)させる。
  5. 酸素を使った好気性解糖を活性化させることで、がん細胞のアポトーシスを促進させる。
  6. がん細胞のアポトーシスを阻害する因子を抑え、アポトーシスを促進させる因子を活性化し、がん細胞のアポトーシスを起こりやすくする。

難しい言葉が並んでいますが、これらはすべて科学的にエビデンスが得られている作用機序です。


がん治療におけるアルファリポ酸点滴療法の特徴

ほぼすべてのがんの原発・再発・転移の治療やがん予防に。

  1. 現在のがんの3大療法である手術、抗がん剤、放射線治療との併用が可能である。
  2. 高濃度ビタミンC点滴療法との併用により抗がん作用の増強が期待できる。
  3. 胸水や腹水、また慢性腎臓病があっても治療適応となる。
    (高濃度ビタミンC点滴療法では適応が難しい)

対象疾患

乳がん・肺がん・膵がん・肝がん・食道がん・胃がん・大腸がん・直腸がん・腎がん・膀胱がん・前立腺がん・子宮がん・卵巣がん・悪性リンパ腫など、ほぼすべてのがんの原発巣や再発・転移の治療に効果が認められています。
がん以外の疾患: C型肝炎、肝硬変。糖尿病・高脂血症・動脈硬化などの生活習慣病、リウマチ・全身性エリスマトーデス(SLE)・皮膚筋炎などの自己免疫疾患、パーキンソン病などの神経疾患などに有効です。


アルファリポ酸点滴療法の副作用

アルファリポ酸点滴療法の副作用として、穿刺部位の痛みや灼熱感、また稀に低血糖症状(冷汗、寒さ、震え、動悸など)の出現がみられることがあります。点滴中に不快な症状がある場合はすぐに対応させていただきます。


点滴方法

がん治療におけるアルファリポ酸点滴は、2~3回/週行います。
アルファリポ酸を初回100mgより点滴にて開始し、その後次第に量を増やしていき、最終的にアルファリポ酸を通常400~600mg(患者さんの体重や状態により判断)として、以後この量を継続して点滴をしていきます。
点滴の所要時間は1回30~50分となります。
高濃度ビタミンC点滴療法後に引き続きアルファリポ酸点滴をすることでビタミンCの抗腫瘍効果を増強します。現在、ビタミンC点滴を行って頂いている方には割引価格でご提供いたします。(価格表参照)


料金表

料金はすべて消費税別の価格で表示しています。

単独点滴 高濃度ビタミンCやマイヤーズカクテル点滴に追加
アルファリポ酸点滴 100mg 4,000円 3,000円
アルファリポ酸点滴 300mg 5,000円 4,000円
アルファリポ酸点滴 600mg 8,000円 6,000円
所要時間 30~50分 他の点滴の後に追加になります。

診療のご相談・受診予約について

受診の予約は、①電話での受付と②WEB予約による受付を行っております。病状や診療についてのご相談は、下欄の「ご相談・お問合せフォーム」よりお願いします。電話での相談は受け付けておりませんのでよろしくご了承ください。

当院では診療をご希望の場合は以下の2つの方法で診察が可能です。

  • クリニックを直接受診する方法
  • 遠隔診療(スカイプ、電話)を受ける方法

※診察の流れやFAQ(よくある質問)についてはこちらをご覧ください。


※当院での治療は基本的にはすべて自費診療(自由診療)となりますが、一部の検査は保険適応可能な場合もございます。具体的な事は診察時に説明いたします。



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